佐藤慎司のことば/文化教育を考える

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zoom RSS アメリカ応用言語学会

<<   作成日時 : 2012/03/29 11:17   >>

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ボストンのアメリカ応用言語学会の発表が終わりました。Who is a Japanese heritage language learner?というタイトルの発表です(パワポご希望の方はご連絡ください)

この学会は大きすぎず小さすぎずとてもおもしろいパネルや発表が多いので、とても気に入っています。今回はAlan Firth, Suresh Canagarajahの有名どころの先生の発表も聞いてきましたが、自分がパネルチェア(これは学会から割り当てられるものです)をした発表の中におもしろいものがありました。

それはアメリカナショナルスタンダーズの5C(Communication, Connection, Culture, Comparison, and Community)の中で学生が一番必要、大切だと感じているものは何かをアンケート調査によって明らかにした研究です。

先生が重要だと感じているのは

コミュニケーション

なのだそうですが、学生が一番大切だと感じているのは

コミュニティー

だそうです。学生にとってコミュニケーションも大切なんだそうですが、コミュニケーションの3つの中のプレゼンテーションスキルというのは学生にはあまり大切には感じられていないのだそうです。

私もその場で臨機応変にコミュニケーションに対応できる即興性のほうがプレゼンテーションスキルよりもずっと大切なような気がしていたので、これらの結果はもっともだなあ〜と思いました。

先生にはコミュニティーは敬遠されがちだそうです。その理由は

近くにコミュニティーがないから

でも、オンラインなどを使えば以前よりもずっとコミュニティーと繋がりやすいという議論になり、このあたりも、熊谷さんと私で言っている社会参加をめざす言語教育に近いな〜と思いました。最近の私の中でのキーワードは

コミュニティと繋がる
生・本番をいかに教室に持ち込むか
コミュニケーションの即興的な側面をいかに授業で培って行くか

です


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
大変興味深いお話をどうもありがとうございました。台本通りに進むコミュニケーションなど存在しないのに、そういった練習ばかりを学習者に普段押し付けてしまっているような気がして反省してしまいました。。

テクノロジーをツールとして教室外のコミュニティーとつながり、そこで即興性のあるコミュニケーションスキルを磨かせる新しい教育方法を私もこれからどんどん開拓していきたいと思いました。まだまだたくさん可能性が残されているような気がします!!
sk
2012/04/02 12:57
こんにちは。私もskさん同様、反省してしまいました。
ちょうど、ちょっと前にNYTに載ってたこの記事を読んで、
http://www.nytimes.com/2012/04/03/science/how-immersion-helps-to-learn-a-new-language.html
結局、クラスルームセッティングよりimmersionの方が良いのなら、EFL teacher にできるベストなことって何だろう?って考えていたのですが、佐藤先生の記事を読んで、私なんかが目指す先のそのずっと先で、佐藤先生が手を振ってくれているような気がしました。
Ai
2012/04/24 14:22

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